BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

レース前戦術

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いよいよ本気でブログネタが無い。
自転車は亀甲縛りかのごとくローラーに括り付けられたまま外を走るのは皆無。トレーニングも最大90minという感じで身が入らず、Lightweightのホイールを獲得する為にRoad to Skyを淡々と走る日々。獲得標高は異常に伸びるが距離は伸びないという貧弱ヒルクライマー生活。

しかし昨日ついに(何回登ったんだろ…)LightweightをゲットしてしまいRoad to Sky最大の目標を失った。「まぁ良いか、オフシーズンだし」という程の良い言い訳を続けながら堕落した生活を送っている。

今月に入って12時間の飲みを6回決行。
居酒屋の常連組や小学校時代の同級生たちなどと時間を共に。自転車と違い「ツール・ド・生ビール 市民210ℓ」で入賞できそうな程そちらは仕上がってて、だいたいAve.3杯/時間ペースなので12時間飲みの繰り返しだけで216杯か。+αで普通の飲みもやってるから計250杯くらい?

自転車でいうCTLも急上昇でだいたい6時間寝れば大丈夫というくらい回復力も上昇。昨日時点でAve.11.9杯/日って完全なアルコール依存症レベルじゃないか。。。酒飲みだらけのゴールデン街で忘年会も控えてるしまだまだ増えるな。

RXメンバー増加

チーム発足時は13名でスタートしたRXもいつしか倍以上の人数になってきた。昔から自転車業界を賑わせている方々もいるので自分が新メンバーと書くのは非常におこがましいが、そういったベテラン勢+20代前半の若手メンバーがこの半年で続々加入。そしてチーム初となる女性ライダーも2名が正式加入して2020年からは必然的にフェミニン誕生。

女性陣はホビーレースの優勝・入賞多数なMさんがJBCF含むレースメインで、Mちゃんがポタライダー兼チームサポートという感じなのかな?(2人ともMだった…)お2人共がチーム初期から飲み会やレースで色々お世話になっているので加入に全く違和感なく、むしろ既にチームメンバー同等だと思っていた程。

その一方、まだ直接会った事の無い新メンバーが複数名いて、来年からチームメイトとレースを一緒に走る機会は激増しそうな反面、オンラインですら会話した事のない状態が続いてしまっている。このままではレース中のコミュニケーションにも影響してしまいそうなのでどこかのタイミングで会話する機会に出席せねば。

レース前戦術公開

Twitterでも書いたけど、少し前からチーム内ではレース前戦術の共有が行われる様になった。この間の袖ヶ浦のレース前に書いた戦術は非公開要素多すぎて怪文書みたいになっていたけど、今はレースも終わったので全公開。

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自分は今回のレースで初めて書いた。結果的に上記の戦術に対してレース自体は狙い通りにならなかったけど、事前の意思疎通によって「チームメイトが今何をしようとしてその動きをしているのか」が感じられるのは大きいなと。

一緒にレースへ出た荒井くんとキクの動きは常に目視する様になるし、2人が動き続けたら自分が前へ出て少し休ませようなど戦術に向けた動きが明確になる。出来たかどうかは別としてレースが終われば戦術を元に復習兼ねたレースレポを書く、というのが一連の流れ。高岡さんの司令で始まったものだけどRXに限らずチームに属している人にはオススメだと思います。

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先日のレースレポートにパワーデータを追記しました。前日は江ノ島でゆっくり休息してみたり。

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ウィンターサイクルマラソンinそでがうら 2時間エンデューロ ソロ 16位

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9:30出発、11:00前会場入り。
途中で君津の道の駅なんかに寄り道しながらスタートの13時まではゆっくりと過ごす。今日のチームメイトはキク・荒井くんの2人で、チームとしての動きや狙いは事前に共有していたので当日はその確認くらい。

同時に旧友の馬場とその職場の上司である門脇さんも同じレースに出走。同じレースに出る自転車仲間がどんどん増えていくというのは楽しいものだ。そんな中で談笑していたらスタート1分30秒前のアナウンスが聞こえる。危うくチーム全員スタートに遅刻するところだった…

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※チーム発信のレースレポートは以下で公開しています

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16位 / 2:00'34 78.9km 1,462KJ 172TSS Ave.40.0km/h Ave.202w NP245w

最後尾からスタートして最初の坂手前までには全員先頭付近へ。最初はマトリックスが牽引するのでその後ろ10番手以内でやり過ごす。チームとしての狙いはキク・荒井くんを乗せた5〜7人くらいの逃げを形成して少人数スプリントに持ち込む事。そこに内房レーシングの選手とOVER HEATの大野くんが乗ってくれれば最高の形で、このメンバーで逃げが決まればそれは確定的なものになると予想していた。その場合自分は後方で集団コントロールの役目。

しかし序盤から逃げが全く決まらない展開。開始10分程で荒井くんが抜け出したが単騎だったので泳がされたうえ吸収される。風が強いとかそういう要因ではなく、キクか荒井くん含めた既出のメンバー(内房レーシングとOVER HEAT含む)が誰か仕掛けると必ずチェックが入り後続が続く。30分経過頃にOVER HEAT大野くんがアタックしてキクも乗り、計5人くらいが少し離れるがこれも決まらず。その後も幾人かが逃げを試みるがダメ。そんな状態なのでインターバルがひたすら続く最初の1時間。

今回逃げが決まらなかった最大の要因はマトリックスが毎回追走するという構図だった事が大きい。誰かが仕掛ける、そこで集団と距離が少しでも開くとマトリックスがすぐにその穴を埋めようとする。そこに後続集団が引っ張られて吸収。この繰り返しだった。

たぶん逃げにもサポート役としてマトリックスの誰かが入る様に指示されていたのだろうと思うけど、数十mならまだしも数mでブリッジするので後続もなんとか耐えれてしまい、マトリックス一本引きのまま吸収完了。こうなると逃げを作るのは非常に難しくなる。

その後も序盤と同様、逃げは形成されず集団は16名に絞られながらもひと固まりで時間を消化していく。自分はと言えば前方で動くわけでもなく、集団中腹で何の役割も果たさないまま傍観状態。この1ヶ月トレーニングを怠けた結果が如実に感じられる。

キクや荒井くんがペースアップを試みた際or逃げを仕掛けた際は集団を分裂させるべくローテを外れ他選手に追わせて足を使わせる、という最低限の役割をしていたのみで、寒さにやられつつ自分では何も動けないという情けない時間が続く。

その辺りから股関節だか坐骨だか神経だかよく分からない場所が非常に痛んでペダリングがキツくなり、同時に冬のマラソン大会を終えた後の様な喘息状態で強烈に咳が出る。深呼吸はおろか普通に息をするだけで咳き込むという謎のダメージ。なんだこの現象。

残り10分切った頃、ついに決定的な逃げが出来そうな瞬間が訪れる。OVER HEAT大野くんが抜け出しマトリックスが一人付く、そこにキクが全力ブリッジで2人(3人)逃げが完成しチームとしては最高の展開。残り時間からしてラスト2周、タイム差は7秒程。

このままゴール前まで逃げられればスプリントではキクの勝機が勝るはず。と、この確定(したと思った)逃げを見送って自分は集団からドロップ。もお足が完全に動かなかった。一人になった後の最後の一周はAve.90w。後ろから旧友の馬場に追い付かれる程痛みが酷かった。

結果的にキクと大野くんの逃げは捕まってしまい最後は集団スプリントでキクが3位表彰台、そして荒井くんも5位入賞でゴール。午前中に行われた150kmレースでもまこっちさん3位、もやっしーさん4位だったので自分だけシングルを逃すという精神的ダメージまで大きいレースに。とは言えプラスに考えれば改めてトレーニングに打ち込む良い材料となった。

同じレースに出ていた馬場は42位、門脇さんも68位で知り合い全員が無事にゴール。また次回のレースも一緒に楽しみましょう。

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今回のレースは非常に走りやすくて落車も全く無かった。基本的に一列棒状の時間が長かったというのもあるけどそれにしても安全だった印象。一人だけ非常に走りが危ない人がいて蛇行しては何度も後ろを巻き込みそうになっていたが、その人の番手だけは絶対に入らない様にするだけであとは安全。案の定、その選手がフラついてマトリックスの選手にヒット。危うく集団落車になるところだったが。

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レース後はキクと馬場+αで回転寿司を食べて解散。渋滞がひどくアクアラインで休憩を挟みながら2.5時間かけて帰宅。帰宅後どころか一晩明けた今も咳は出るし股関節だか坐骨だか神経だかよく分からない場所は痛むしで久々のレースによるダメージ大。しかし楽しいレースだった。一緒に走った方々、ありがとうございました。

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チームのIT化

2018年の2月から書き始めたブログ。
4〜5日に一度更新というゆるいペースを保っているおかげかあっという間に1年10ヶ月が経過し、投稿数もこのエントリでちょうど150に。

正直ここまで続くとは思っていなかったが、最初から頑張り過ぎなかったのが功を奏した様子でなんとか続いている。日々のトレーニング日誌とかで毎日更新を目指していたら今頃は辞めていただろう。そう考えると10年単位で日々書き続けているまこっちさんや高岡さんはすごいな。

シューズ破損

愛用していたRC9が死亡。
クリート交換時にクリートとの結合部である穴の6箇所中4箇所が破損。このシューズを非常に気に入っていたのでアロンアルファ使って補修を試みるも苦戦に苦戦を重ねて最後は断念。

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S-worksのシューズもあるから急に困る事というは無いんだけど、気に入っていたものが壊れるのはなんとも。使っていたのは最新モデルではなくひと世代前のもので、最新モデルのデザインはあまり好きでは無いので買い替えが実質不可となる。

シューズカラーは白と決めているが同じ白でも全面真っ白(最新)なのか黒のワンポイントカラーが入っている(旧型)のかでテンションは全く異なる。デザイン業界の職業病か。私服には全く興味を示さない代わりにこういう部分だけ気になるという無駄な性格。

チェーンオイル

某プロ選手がブログで絶賛していたので買ってみたチェーンオイル(De muon)が全然ダメだった。その名の通り無音と評してあったけど音は普通に鳴るし何より汚れやすい。

もはや室内でTacx使ってるだけで地味に汚れてくるという謎。掃除してから外走ってないのにこの状態。うちはゴミ屋敷じゃないぞ。

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なんというか、自転車業界はプロよりアマチュア選手のレビューの方が圧倒的に正確で信用できるなとつくづく思う。スポンサーがある限りそういう表現をしないといけないのは分かっているんだけど、そのスポンサーが変わる度に「これは史上最高の〇〇です!」と言われても毎年そんな状態だからやはり説得力に欠けてしまう。

国内プロ選手が乗っているフレームは全く話題にもならない反面、超高価格なVengeがアマチュアでバブルを起こしてバンバン売れているというのが全てを物語っているんだろう。

とは言えこういう情報を得て、実際に自分で試して、その結果を知れたというのは有益な一つの知識となるので悪い事ばかりではないのだけど。プロ野球みたいに選手個人のスポンサーで車体を構成すれば良いと思うんだけど中々難しいか。

IT化の波

自転車チームなのにIT化の波が到来するというまさかの出来事。これまでのFBメッセンジャーに一瞬でサヨナラし、IT分野のエンジニアが重宝するSlack系のチャットツールを試行中。

その背景には今オフから始まる多数の取り組みを効率よく整理する必要がある、という理由が一つあるはずだけどまさか自転車チームで本格導入されるとは思わなかった。IT業界とは違う分野にいる人にとっては用語含め難しい部分も多いはずなんだけど、皆とりあえず動いてみるというスタンスで早くも馴染み始めてるから凄いなと。

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ちなみにチームで使い始めたのはDiscord。
新ジャージの話や各レースなどで事細かにチャンネルを細分化し、その内容に特化したコミュニケーションだけをそのチャンネル内で行える。仕事でSlackを日々触っているので個人的にDiscordは馴染みやすい。

これはまだ公に出来ない部分だけど高岡さんや福田さんが中心となって諸々の新しい試みなどが来年から始まる予定。ジャージの素材が新しくなったり新たなコラボがあったりスポンサーロゴが変わったりサポータージャージを一新したりと色々。

これこそチームのFBで発信される内容なので自分のブログでこれ以上は割愛だけど、「プロ」ではない「アマチュア」という立ち位置だからこそ出来ることも非常に多いんだなと感じている。その反面でCDOに就任したが傍観しているのみで未だ役に立てておらず(笑)

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週末以外は相変わらずZwiftでRoad to Skyを走っているがLightweightホイールが今だにゲット出来ない。かれこれ20回程をグローブとヘルメットが無駄に蓄積されるだけで過ごしている。どんだけクジ運が無いのかと絶望しながらも今冬はLightweightを得るまで意地になって繰り返してやろうと決意。

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