BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

ツール・ド・おきなわ 前日

良くも悪くもついにこの時が来たか、という感覚。

昨日まであった悪い方向の緊張感は嘘のように無くなり、予想外の出来事が多少あったもののレースは問題なく出走出来そう。スタート前にはまた緊張感も出てくるのだろうけど。

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この一ヶ月は去年には無かった不思議な感覚に取り囲まれていた。ゼッケンを無くして出走できなかった夢とか、スタート直前でホイールが完全に回らなくなる夢とか、後ろから回収車に追い回される夢とか、そんな悪夢と共に夜を過ごした日々。

210km・140km組のチームメイトに比べればプレッシャーは10分の1にも満たないはずで何をそんなに恐れているのか自分でも分からなかったが、直前になってそのプレッシャーも随分と緩和された。

今思えばRXジャージを着て走る事に余計な重荷を感じていたんだろう。チームメイト皆が強いから自分もおきなわで結果を出さなければいけない、という余計な重荷を。そんな気持ちを緩和させてくれたのはやはりチームメイトで、秋葉さんがRXジャージ関係無く心の底からレースを楽しんでいる姿を羨ましく感じたり、キクやクニ、ケイコちゃんと夜飯を食べながらくだらない話で笑ったり、とにかく明日のレース後にチームメイトと名護でまた再会する事を目指して自分も楽しもうと思える時間を過ごせた。

とはいえまだ恐怖心は少なからず残っているので楽しみな気持ちが5割、早く解放されたい気持ちが5割といったところ。

去年の自分に勝つ。それが一番。今年は力が足らなかったとしても、過去の自分に勝ち続けられればどこかでその積み重ねが結果となって現れてくれるだろう。

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明日の今頃は酒に溺れているのかな。その前に、何も考えず溺れるには満足感が必要だ。その満足感を得るには全てを出し切ったと自分で思えないといけない。

明日のレースは全てを出し切ったと自分で納得出来る、そんな107kmの旅にしたい。

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