BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

ロードバイク乗りのAGA(薄毛治療)体験記

保身のため最初に書いておくと、決してハゲてきたから治療をした訳ではない。一応30代前半。毛髪は普通です(たぶん)。

キッカケは普段からよく行く飲み屋。
常連同士で「最近Aさん全然来ないねぇ」と、半年程前から顔を見せなくなったとある男性の話をしていた。この飲み屋にはなぜかハゲている人がほとんどいなく、常連何十人の中でもたった2人だけ。飲み屋といえばハゲとデブが定番だけどここはある意味「普通の見た目」の人が多かった。

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そんなAさんがある日久々に顔を見せた。
その瞬間、自分を含めその場にいた常連+オーナー全員が「!!!!!?????」みたいな反応に。そこに立っていたのは半年程前のAさんではなく、なぜか髪が生えてワックスまで付け、気持ち悪い方向にオシャレとなったAさんだった。

全員が気になる。
一体何があったのか、それはカツラなのか、なぜそんな気持ち悪いおしゃれ感を出しているのか。この気持ち悪さ、なんと表現したら良いんだろうか。小太りのギャル男が白いデニム履いてバーバリーのシャツを着ている。そんな感じ。

ひたすら質問責めが続く中で、Aさんが唐突に「AGA治療というのをやってみた」という発言をした。当時何の事だか知らなかった周囲は『AGA???何それ???』という感じで詳細を聞き出す。あまりの変貌にAさんの話す内容にみんな興味津々。普段は全く面白くないのに。

ネットで「AGA治療」と検索すれば山程情報が出てくるので詳細は割愛するとして、一言でいえば「飲み薬が中心の薄毛治療」。病院で処方される様な薬と一緒で、一日1錠ないしは2錠を摂取。人によっては塗り薬や注射もするみたいだけどそれは希望制。

長々と書いてしまったけどその激変があまりにも衝撃的で、話を聞いていた常連数名が「オレも行く」という謎の方向性に。決して周囲から見ればハゲてはいないけど、本人達は最近髪が減った気がする、と悩んでいたらしい。飲み屋特有の雰囲気で話はどんどん盛り上がり、二日後にみんなで病院へ行ってみる事となった。

「この常連はいつかハゲそう」という超失礼な理由で触れた人含めグループLINEが作成され、その場に立ち会っていたというだけの理由で自分も追加される。色々調べてみると結構変化を感じ取れるらしく、面白そうだし行ってみるか、という理由で自分も参加。これがAGA治療の始まりとなる。

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08月04日:AGA治療開始(来院・問診・処方)

AGA治療の専門クリニックに訪問。
院長直々に問診を行ってもらい、祖父の薄毛状況、父の薄毛情報などを聞かれる。同時に頭の前頭部と頭頂部を拝見され、「将来はこの形のハゲになる可能性が高い」という結果をその場で伝えられる。ハゲって25種類くらいあるのね。この時初めて知った。

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問診自体は20分くらいで終わって、処方する薬を決定する。これはほぼ希望したものになり、自分の場合は
・デュタステリド(増毛効果)
・フィナステリド(脱毛防止)
という飲み薬2種類を選択。
治療に来る人のほとんどはこの2種類で、さらに悩んでいる人は飲み薬や専用の注射を打つらしい。自分(達)はそこまで本気ではないので塗り薬と注射は回避。

ところで、ロードバイク乗りとしてレースに出るなら必ず確認しなければいけないドーピング対象かどうかの疑問。結果的には上記の薬は2009年にドーピング禁止薬物からは完全に除外されているとの事で、何も問題ないという話を丁寧解説してもらった。

ここからは体の変化を時系列で。
遊び半分で始めたので写真に全く残しておらず、変化を言葉でしか説明出来ないというブログにあるまじき行為。すいません。

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08月15日(11日経過):初期脱毛開始・むくみ

かならず訪れると言われていた初期脱毛が始まった。古い髪が一気に抜けていくという過程。ほんと抜け毛の量が尋常ではなく、タオルで頭を拭くと死ぬ程髪の毛が落ちてくる。決して言い過ぎではない。体験してみれば分かる。

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08月24日(20日経過):初期脱毛全盛期

日々抜け落ちる髪に不安を覚える。精神的に最も悪い時期であり、人生で最も髪が薄くなる時期でもあろう。ここで精神が折れて脱落する人もいるらしいが、「これは治療効果が出ている証拠」という前情報を聞いていたので自分は踏ん張る。日常で一切被らないファッション系の帽子を人生初購入。これ以上減ったら帽子に頼ろうと決意する。(結局使う事はなかった)

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08月30日(26日経過):初期脱毛の落ち着き

2週間程の戦いにようやく終わりが見えてきた。一日何本抜けてたんだろ。多い人だと200本とか平気で抜けるらしいのでかなりの犠牲を払った事になる。この頃、全く同じ日から治療をしていた常連数人が「なんか髪寂しくなった?」と周囲に笑われていた。自分はワックスでごまかして難を逃れる事に成功。

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09月05日(32日経過):初期脱毛の終了

タオルで拭いてもワックスを付けても髪が抜けなくなった。ここで初期脱毛は終了。しかし人生で最も髪が少なくなった状態には変わらない。あとは薬の第二効果が始まるのをじっくり待つのみ。もともとが普通の毛量だったんで毛髪最小期といえど思った以上に見た目は変わらなかった。助かった。

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09月10日(37日経過):コシが出てきた感

髪をかきあげたりすると以前より髪質が硬くなった様な。美容師から「なんか髪薄くなった?」と悟られるのが嫌で美容院に行っておらず、ただその影響だったのかもしれないけど精神衛生上は非常に良い。

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09月22日(49日経過):腕毛と産毛

もともと腕毛には無縁(非常に薄かった)のだけど少しだけ濃くなってきた。写真には撮ってないけどこれは間違いなく濃くなっている。同時に額(生え際)に少しずつ産毛が誕生。そんなとこに毛穴あったのか。この増量モードに入った瞬間の安心感たるや。遊び半分で始めて無駄に髪を失ったなんてたまったもんじゃない。

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10月15日(72日経過):産毛が長くなり髪の毛へ進化

産毛だと思っていたものが髪の毛だったと気付く。というかもともと生えていたのに副作用によって抜けた場所へ再度生えてきたという感じか、と最初は思っていたけど抜ける前の毛量より明らかに密集度が増している。特に髪の分け目の部分とか。ここまで来れば、後はこの髪が自然と伸びていくのを待つだけという段階に突入。

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10月31日(88日経過):念願の増毛体制

一緒にAGA治療を始めた8名の中で5名は同じ様なタイミングで同じ様な効果があって、残りの3人は自分たちより2週間〜1ヶ月遅いくらいのペースで同じ経過を辿っていた。マイナスな副作用はとっくに無くなり、この段階ではひたすら髪の毛が伸びるのを待つのみ。8名全員、決してハゲていた訳では無いけどみんな開始前より髪の量が増えたと言っている。自分も同感。

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11月06日(現在):安定期突入

3ヶ月ぶりに美容院へ行って髪を切った。時間をかけて伸びてきた新たな髪の毛達も散髪と一緒に馴染んでいて、今では本来?の姿に戻っている。違いと言えば前述の通り「治療前より毛量が若干増えた+腕毛が濃くなった」という感じだろうか。とにかく一連の効果を体感出来た約3ヶ月。

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と、自転車に関係のない話をかなりな長文で書いてしまったけど、ある意味特殊な経験だったのでブログネタとして書いてみた。

これは病院の院長と同じ飲み屋に来る美容師も言っていたけど、やはり帽子やヘルメットを被る機会の多いスポーツをやっている人は薄毛傾向も高まるらしい。「引退したプロ野球選手とかそういう人多いでしょ?」と言われて「ああ確かに」と妙に納得してしまった。

来院は完全個室で一度のみ。
薬が無くなれば電話で郵送してくれるし治療といっても毎日錠剤飲みだけなので非常に楽。あくまで自分の体験記としてのブログ記事だけど、密かに悩みを持っている人はぜひお試しあれ。

ちなみに自分が行ったのはここです。

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