BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

自分は強くならない、と悟った日

とりあえず自転車に乗る。
というのが最低目標なこの頃。

最後に外を走ったのは12月31日。
つまり今年は一度も外へ出ていない。

せめて日々1時間は最低でも乗ろうと思い、決まった様な時間にZwiftを立ち上げ、決まった様な時間に自転車へ跨がり、決まった様な時間だけ脚を動かしながら過ごしている。
その繰り返し。

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本気で「レースに勝ちたい」と思っている人と、漠然と「勝てたら良いな」と思っている人は全く違う世界にいる。

自分は明らかに後者。
正確に言えば、前者であると思い込もうとしていたが思い込みを完遂出来なかったので後者になるしかなかった。意味分からないか。

有難いことにアマチュアのトップチームに在籍出来ているのでチームメイトがどういった量のトレーニングをこなしているのかも自然と知る事になる。

月2,000kmなんてのは当たり前の様に聞くし、ツール・ド・沖縄前になれば3,000kmどころか4,000kmという数値まで飛び出してくる。

本気でレースに勝ちたいという領域はこういうレベルなんだと知れば、後はおのずと自分が「漠然と勝ちたいと思っている”だけ”の人」という結論に辿りつくのを受け入れるだけだ。

とにかく自転車が楽しくてたまらない。
これが根底にある人は一番強い。

このブログでも何度か書いている気がするけど、自分は自転車に「どっぷりとハマれた事」というのがまだ一度もない。

決して興味が無いわけではなく、自転車に乗ってるのは楽しいんだけど、それだけというか、トレーニングを日々考えて肉体を追い込むほど夢中にはなれていないと常々感じている。

自転車の為に苦しむ。
その選択肢が持てないから強くもならない。

高校まで「狂ったように」没頭していた野球。
朝起きてから寝るまで、授業中だろうがなんだろうが四六時中野球と接しているのが死ぬほど楽かった。

練習後の練習、これが日々の日課になっていた位にはハマっていたし、たどり着いた先ではその日の感覚を忘れまいと手とバットをテーピングで固定して一緒に寝ていた事もあった。

中学2年の冬には高校も選ぶだけという状態だったのでより一層勉強なんてものからは離れ、チームメイトを巻き込んで週8日練習があると言われる程、ひたすら野球と向き合っているのが楽しかった。

それと比べれて自転車はどうだろう。
24時間楽しかった野球に対し、1時間でも苦痛と感じるトレーニング。まあトレーニングというかただ漕いでいるだけなんだけども。

思い立って書き始めたので文章が全くまとまらないけど、かなり乱暴にまとめると


もし今、日々自転車に乗るのが楽しくて仕方なく、どこかのタイム更新を目指しているとか、身近な速い人に着いていく事を目標にしているとか、そういった「苦しみの中で楽しめる要素」を持っている人は、今どんなに遅くとも必ず強い選手になれると思う。

自転車とそういう向き合い方が出来る人が羨ましい。
自転車は嫌いじゃない。
これは間違いないんだけどな。

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