BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

Alpe du Zwiftを109回登って変わった事

昨年末に「トロンバイク獲得」という不純な動機で登り始めたAlpe du Zwift。連日登っていたらいつしかそれが日常化してしまい、気付けば昨日時点で109回+αも登っていた。

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+αというのは一度登頂して、TSS稼ぎの為にその後途中まで引き返し、そしてまた再登頂というのが多々あったのでその分。

折り返す時はだいたい4〜10セクターまで戻るので、そういった数を含めると多分130回分くらいは登っている事になるはず。109回という登頂回数はあくまでSTRAVAが登頂データとして認知してくれた数字。

ちなみにAlpe du Zwiftはツール・ド・フランスの名物である「ラルプ・デュエズ(L'Alpe-d'Huez)」のZwift版。基本的にはWatopiaにある「Road to Sky」というルートから入っていくのが一般的で、セクター数も本場ラルプ・デュエズと同じ21で構成されている山岳ルート。

距離:12.2km / 平均勾配:8.5% / 獲得標高:1,036mとトレーニングにも持って来い。Level 12でアンロック。

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約9ヶ月かけてここを100回登ってみた(月の半分はAlpe登ってたのか…)けど、その結果として何がプラスになったのかという内容。

前書きとして書いておくと、自分は決してヒルクライマーになりたい訳ではなく(むしろヒルクライムは大嫌い)、あくまでSST強度で淡々と走るベース練をメインとしていた。

なのでタイムアタックも計3回くらいと気が向いた時だけ。何かメニューをやる事もなく、ほとんどはレース動画なんかを見ながら一定ペースで走っていた。

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結果的に変化したであろう部分としては、
① 短時間出力の向上
② トルク耐性の向上
③ ダンシング時間の向上
という3つ。

例えば都内近郊の自転車乗りには一つのスポットとなっているランド坂。速い人は1'40くらいで登るこの坂(距離:740m / 平均勾配:8.5%)をAlpe du Zwift登り始めてから3ヶ月目で26秒、6ヶ月目でさらに17秒の自己ベストを更新した。時間にして2'00くらい。

それに合わせて別の坂では1分と3分の登坂計測でもパワー&タイム共に自己ベストを更新出来ていたので、少なからずAlpe du Zwiftの影響があったんだと思う。

これは②の「トルク耐性の向上」、③の「ダンシング時間の向上」ともたぶん繋がっていて、Tacx Neoを使用しているZwiftのトレーナー難易度をMaxにし続けている影響が強いのかもしれない。

トレーナー難易度をMaxにするとAlpe du Zwiftの所々で筋トレ並みの負荷がかかる。インナーロー(36T - 28T)で頑張っても強制的に60rpmとかになって、もはやアウタートップでSFRやっている感覚。

そうなるとまず多くの時間をトルクで踏まざるを得なくなり、その負荷を分散する為にダンシングの頻度も勝手に多くなる。よって②と③は連動して変化が現れ、トルクがかけられる様になった分短い坂であればそのままトルクを維持しつつ、さらにダンシングで最後までいける様になった事でタイムが更新できた。たぶんこんな感じだろうか。

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ここからプラス面に続いてマイナス面(というよりあまり変わらなかった部分)についても書こうと思ったけど、結局は下書きだけ書いた後に全て消してしまった。

なんというか、変わらなかった部分というのは結局「どう走るか」の問題であって、自分の様にベース作りの一環で走り続けるか、Alpe du Zwift使ってタイムアタックを繰り返したり各セクターごとにインターバルをやり続けたり、というのでは変化も大きく変わってくる。

なので一概に「ここの能力は変わらない」と言えるものではないなと。唯一断言できるのは、Alpe du Zwiftでダンシングを何万回繰り返そうが実走でのダンシングが上手くなる事は無い、というくらいだろうか。この部分に関しては全く別物なのでまあ分かり切った事なのだけど。

最後にプラス部分を付け加えておくと、この間走った都民の森(距離:20.0km / 平均勾配:3%)では一年前に必死こいて出したタイムをある程度の余力持ってこなせたので、Alpe du Zwiftを淡々と登り続ける事で60分近辺の効果もあったと思われる。あくまで対自分比の遅いタイムだけど、その対自分比で速くなった事に変わりはない。

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改めてまとめると、決してヒルクライマーを目指す訳でもなく、ただただAlpe du Zwiftを100回登り続けたら「短時間出力の向上」「トルク耐性の向上」「ダンシング時間の向上」の3つにプラスの変化が現れた。もっとまじめに100回登ればもっと効率良いんだろうけど、なんせ面白くないからな。。。

多い時は週に10回登ったAlpe。
もはや体内時計+わずかな勾配の変化で今どのセクターを走っているのかがほぼ分かる様になってしまった。そして「飽きた」という感情もとっくに通り越している。
これからも長い付き合いになりそうだ。

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