自分は本当に自転車が好きなのか
自分は本当に自転車が好きなのか。
この答えが長い間分かっていない。
新しい製品が発売されれば興味を持つし、色々なパーツを試したい欲もあるし、メンテナンス作業も全く苦には感じない。言い方を変えれば「好きだけど決して夢中にはなれていない」という表現が正確だろうか。
これまでの人生の中で本気で夢中になったと言えるのはたった一つだけ。それに対しては寝る時間以外の全てをそこに費やしたくて仕方なかった。学校の授業中であれ、休日であれ、早朝であれ、深夜であれ、起きている時間の全てが夢中になれた。
それに比べて自転車はどうか。
そう聞かれると感覚が全く違う。
好きではあるけど夢中にはなれていない。
趣味であれ仕事であれ、ある一線を超えるにはどこかで「夢中」という見えない空間を通過しなければ難しいと思っている。自転車に対して好きという感情はあっても決して夢中にはなれていない。それがいつまで経っても中途半端な結果にいる最大の原因なんだろう。
そして最も難しいのは、その「夢中になる期間」というのは自分自身でコントロールが出来ないという事。友人としては楽しいが恋愛上では全くタイプではない異性に対して、「今日からあの人に夢中になろう」と決意したところでそこに本気の感情が付いてこなければ夢中になるなんて絶対に無理だろう。
何かに夢中になる。
シンプルな言葉だけど現実はかなり難しい。
結局、自然な感情に任せるしかない。
一度で良いから夢中になりたい。
そう願っているだけの愚かな競技生活。
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今週3日間はZwift。
どうも湿気に対する耐性が弱いのか、湿度が高いと出力が全く出ない傾向にある。汗の量に反比例してアベレージパワーは減少し、後半になるとただ苦しいだけでトレーニングのメインが精神修行の様に。昨日もそんな感じで100TSSも走ってないのにヘトヘト。
一年半以上使っているDEDAのハンドル。
元々はVenge専用ハンドルでもあるAerofly Ⅱを使っていたけど、指の短い自分にはアナトミックシャローだとどうもブレーキレバーが遠く感じていて、その時期にいくつか試した結果このハンドルに落ち着いた。
ちなみにSBCの紺野くんが2018年のツール・ド・おきなわで勝った時に使っていたものでもある。135mmとドロップも深く下ハン先端には絶妙な勾配(少し盛り上がっている)があってこれが非常に握りやすい。ブレーキレバーも通常よりハンドル側に近づくのでブレーキ・変速の両面が随分とラクに。
©︎ Cyclist - Photo by Shusaku MATSUO - おきなわ市民210kmを制したディスクブレーキのヴェンジ 紺野元汰の愛車をチェック
ブレーキレバーが遠く感じていたり、そもそもアナトミックシャローの形状があまり合わないと感じる人にはかなりお勧めなハンドルです。
DEDA ZERO 100 SHALLOW 420(400)- ¥10,610
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想像以上の良作だった。
Amazon Prime会員の人はぜひ。
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