BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

平日房総練

10月に入ってから、一日が24時間ではなく12時間として進んでいく。夕方5時にトレーニングが終わったかと思えば次の朝5時にはトレーニングの為に動き出し、翌日またトレーニングが終われば明日の準備に取り掛かり12時間後には動き出す。その繰り返しで11日が経過した。

今朝の時点でTSBは-41。昨日は-42で140TSSを走ったのにそれでも回復するという領域まで入って来た。今週は疲労感が常に付きまとっているけれど、10月は休むよりも走る方が優先なので今日もなんとか起床し房総へ。きっと一人だったらそのまま二度寝していただろう。共に走る仲間がいる事は有難い。

10.11(木)
房総 / 3:19'53 90.1km 1,796KJ 190TSS / キク

05:40起床、06:30にキクを迎えに行き07:30には君津BTをスタート。鹿野山→もみじロード→しいたけ村→金束といういつものルートをペースで走る予定で。

雨上がりの影響かスタート直後の鹿野山でとてつもない湿気と霧に包まれ、次のコーナーが右左どちらなのか寸前まで行かないと分からないほど視界が遮られていた。周囲は静寂に包まれ、自分達以外の人影は無く対向車もいない幻想的な雰囲気の中をサイコン頼りに走っていく。標高が上がれば上がるほどに霧が濃くなっていくので、結局最後まで視界が晴れる事は無くいつの間にかゴール地点に辿り着いていた。

f:id:satoru-itabashi:20181011133504j:plain

鹿野山を下ってもみじロードへ進む。スタートから250wですら辛く感じる疲弊状態。疲労の第一次ピーク期という所だろうか。まるで大腿四頭筋にベルトを巻かれ加圧トレーニングを行なっている様な感覚。時折踏み込むたびに強烈な圧迫感が太腿を刺激し続け、そんな状態でも続く房総特有のアップダウンが今日は特に辛かった。

水に濡れた路面の下りは休みつつ、平坦と登りをある程度頑張りながら距離を消化していく。60km地点のしいたけ村で一度水分補給。当初は鹿野山かしいたけ村のどちらかを2セット走って計100kmとする予定だったけど、この時点での疲労具合と相談し2セット目を削減して90kmをゴールとする事にした。

残り30kmは快調に進みながら終盤のスプリントポイントでもがいてみる。全開で踏んだはずでもMax 942w。1,000wすら出せずに疲労困憊の現実を突き付けられながら君津BTに到着。終了後の時点で今月最も身体のダルさを感じていたと思う。

f:id:satoru-itabashi:20181011133640j:plain

レーニング後は近場の定食屋で昼食。このトレーニング直後の時間が一番好きかもしれない。疲労感に囲まれながらどこか満足感も感じ、そして残りの時間を好きな様に過ごせる解放感。

近隣の定食屋で刺身定食を食べ体力回復を促し、その後はカフェへ移動してキクと仕事を。まるで秘境の地に導かれている様な細道を進んだ先にあった富津のCafe GROVE。

f:id:satoru-itabashi:20181011133554j:plain

虫の鳴き声と鳥の鳴き声を聴きながら、木陰で清しく開放感のあるテラスでの仕事。海が見えるテラスは数あれど、森の中の過ごしやすいテラスは中々見つからない。これは良いカフェに巡り合った。代わりに何ヶ所も蚊に刺されたけど、次回からは虫除けスプレーを持って行けばその問題も解決出来るだろう。

f:id:satoru-itabashi:20181011142501j:plain

今日も無事終わった、と同時に明日はどこを走ろうかと毎日考える。疲労と共にモチベーションが下がっていかない様に、出来るだけ飽きず、出来るだけ楽しく走れる方法を模索する日々。

と同時に、日曜日にエントリーしている霞ヶ浦の5hエンデューロはまともに走れないだろうなと思う。今の状態では完全なトレーニングレースと割り切るしか選択肢が無く、ひたすら先頭集団のレース強度に耐え続けるのみになりそう。明日はさらにTSBも下降し、日曜日への回復はほぼ不可能。

しかし目標はもう少し先。チーム最大のターゲットレースに照準が合うならば途中経過の成績は自分の中でも割り切れる。日曜日はとにかく落車なく、無事にレースを終え、本番への準備を途切れさせない事を第一目標に。

+ + + + + + + + + +