BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

神戸帰省

土曜日からじいちゃん・ばあちゃんの住む神戸へ帰省。毎年春の時期と夏の時期は必ず神戸に帰っている。1つの目的は親戚含む母方の家族とゆっくり過ごすこと、そしてもう1つの目的は甲子園に入り浸ること。最大の趣味とも言える高校野球観戦はもうかれこれ中学生時代から始まって17年目。予選も行けば秋の大会も行くしもちろん学校に練習も見に行く。トレーニングコースの1つ、小山田周回の途中にある日大三高グラウンドでは何度立ち止まったことか。

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結局今夏は準々決勝から決勝までの計7試合しか現地では見れなかったけど、それでも十分にドラマがあるのが甲子園という場所。秋田の公立高校が東北勢初の優勝を目指して王者大阪桐蔭に挑む決勝戦は、結果は別としてそれだけでも人を魅了する物語になっていた。例年25試合程は現地で見ている中で今年は少し物足りなさもあったけど良い休息に。同時に夏の最高潮が終わり、これから少しずつ季節は秋に向かっていく。その先に待っているのはツール・ド・おきなわだ。

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準々決勝と準決勝の中日は京都・奈良へ。小さい頃、じいちゃんによく連れて来てもらった場所を大人になって改めて歩いてみる。子供の頃の記憶というのはすごく曖昧なもので、頭の中にあった風景と目の前にある風景はほとんど一致する事なく、何度も連れて来てもらった場所は驚くほど新鮮な場所として写っていた。一度行ってみたかった平等院のスタバにも足を運び、鹿とたわむれ、子供の事はまるで興味の無かった建築物を今は興味津々で巡っていく時間。

夜は一緒にご飯を食べながら、あと何度じいちゃんやばあちゃんとこうやって楽しく過ごせるのだろうと思ってみたり。今はまだ元気でピンピンしてるけど、いつか来る終わりの時は決して避けられるものでは無いから、今の「普通に過ごしている時間」をもっと大切にしなければと常々思う。そればじいちゃんばあちゃんだけでなく、親や親戚、友達含む全員に対して思っていなければいけない事なのだろうけど、当たり前の様にまた明日がやってくるという感覚は取り除く事が非常に難しいから、結局「もっとこうしとけば良かった」という後悔が人間にはつきまとっていくんだろう。

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クライアントの多くが夏休みやお盆休みなので残りの時間も仕事を気にする事なくゆっくりと甲子園球場で過ごす。春と夏、合計で数え切れないほどこの場には来ているけど、今だに朝から晩まで滞在していても飽きない。この現地の空気はテレビにでは絶対味わえない特別なものがあるし、特に夏はアルプスの熱も相当なものがある。テレビには映らない球場外での物語もたくさんある。

このエントリでも書いた様に、ツール・ド・おきなわに対して正直余計なプレッシャーが付きまとっているので本気でレースを楽しめるのかどうかは今も分からないけど、戦いの場に立つと決めた以上はきちんと調整もするつもりだしその時の最大の結果を求めてレースを走るつもりでいる。当たり前の事だけど、その当たり前のことが難しい時もある。今はまだ集中力がまったく上がらないけど9月に入れば少しずつ、自然に意識し始めるんだろう。

今回の帰省もツール・ド・おきなわ前の休息としては十分ゆっくりと良い時間を過ごすことが出来た。レースが終わるまでは2日以上連続でトレーニングを休むことは無いと思うので、これが今シーズン最後の連続休息。観戦後は即神戸空港から羽田へ。40分足らずであっという間に到着。