BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

ツール・ド・宮古島 23位(年代別4位)

05:00起床、05:30宿出発。遠藤さんとの待ち合わせ場所へキクと向かう。朝ごはんはおにぎり一口で、前日までに食べていたので当日はあまり欲していなかった。補給食もウィダinゼリーを2/3のみ。水分は水だけなので実質何も持たずにスタート10分前に会場へ。

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当日の05:30まで開催の有無が分からないほど天気が安定していなかったのだけど、当日はまったく雨も降らずに快晴、絶好のレース日和。マークすべきは前年度の覇者である松永さんとARCCの白鳥さん。両者とも同じレースでの顔合わせは初。同時にチームメイトの遠藤さんと共に走る初レース。優勝候補の一角である遠藤さんのサポートをしつつ、個人的にも上位を狙うつもりで。スタート前の緊張はいつもの事だけど今回はきちんと戦える自信はあった。順位を狙う以上、普段より余計に緊張していたかもしれない。

23位 / 1:57'15 73.7km 1,354KJ 223TSS Ave.37.9km/h +00:57.000 Ave.193w NP244w

ローリングで先頭付近へ。スタート直後から散発的なアタックがかかりその中で2名の逃げが形成。先も長いので集団は完全に容認し、序盤から速度はあまり上がらず、30km超えたあたりでは完全なサイクリングモードとなって逃げとの差が広がる。集団内でも散発的なアタックはあるが様子見が多くすぐに吸収を繰り返しながら追走の雰囲気も無し。そのままサイクリングペースで中盤が終了。自分は常に遠藤さんの位置を確認しながら走る。

話は逸れるけど補給地点での蛇行やボトルの落下、ボトルを取るための大幅減速などはかなりの危険を伴うので辞めた方が良いと思う。周りに迷惑がかかるのはもちろん、本人も後ろから突っ込まれるリスクがかなり上がるので誰にとってもプラスに働かない。

終盤に向けて遠藤さんから唯一の指示を受け、前年度覇者の松永さんをマークする事に。同じく後半で仕掛けてくるであろうARCCがチームで動くタイミングを注意深く観察する。場合によってはRXとARCCでコントロール出来れば意思疎通が取りやすい、と個人的には思っていた。

前年度覇者の松永さんが仕掛ける計4回のアタックはマークしたけど後ろに付くだけで休んでしまった。集団の巡行が上がらないままなので松永さんと一緒に逃げるという選択肢もあったんだろうと今になって思う。アタックを潰しにいっていたのは自分だけだったのでその勢いで空いた集団との差を協調という形でさらに引き離す事も出来たはずで、その動きが上手くハマればチームメイトの遠藤さんも休めるわけで、この辺りの臨機応変さが自分にあればもっと違う展開を作れたと思う。何より逃げを捕まえなければレースが終わる事は間違いなかったし。

最後まで逃げとの差が縮まらず、一向にブリッジの気配は全くかからず、ローテも上手く回らない。残り7km辺りからは完全に向かい風で先頭を引かされている雰囲気に。その気配を感じて160〜180wまで落としてみたがそのペースですら誰も前に出てこない。最早この時点で逃げ切られる事は濃厚。自分を犠牲にしてペースアップを早い段階で仕掛けるべきだった。自分の欲に負けてサポート出来なかったのは遠藤さんに対して本当に申し訳ない。

最後は40人規模で雪崩れ込んだので集団スプリントには混ざらず流れでゴール。レース後に気づく部分をレース中にしっかりと気付いて対応出来なければという反省が強い結果となった。遠藤さんは必要以上にマークされ続けていたけど、その状況だからこそ自分が積極的に働くべきだったのは間違いない。キクと前夜に最低でも1桁でゴールする事を話してスタートしたはずが、自分がそれを達成出来なかった。

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距離以上に疲弊しながらも途中の景色や運営の方の対応など、総合的に素晴らしい大会だったと思う。来年以降さらに大会が盛り上がってくる事を願って、同時に個人のリベンジを誓いたい。

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機材:SPECIALIZED TARMAC COMP / ROVAL CLX50 + MAVIC YKSION PRO UST 25C / 52-36T DURA-ACE / 11-28T ULTEGRA / SUNVOLT PROFIT SEPARATE ONE PIECE
補給食:ウイダーinゼリー ENERGY 2/3(120Kcal)
ドリンク:水650ml×2 + 500ml×1(給水所)

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キクは136kmクラスで8位(年代別2位)ゴール。ホテルに戻って昼寝して2人で打ち上げへ。

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