BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

ツール・ド・ひたちなか 100km 26位

このレースを非常に楽しみにしていた。RXの同期で同い年のキク・クニと3人でレースを共に走るのは意外にも初、同じく去年は離脱を余儀なくされていたまこっちさんとレースを一緒に走るのも初、そして約1年ぶりに高岡さん・まこっちさんコンビがレースで復活、と気持ちが高ぶる要素が非常に多く会場へ向かう道中からレースそのものを楽しめる予感しかしていなかった。

26位 / 02:25'22 95.7km 1,778KJ 272TSS Ave.38.2km/h +00:09.984

レース前のアップは特になし。試走で1周走ったのみでそのまま列に並び談笑しながら待機。応援&カメラマンには福田さんが来てくれている。200kmクラスが90秒先にスタートし、その後に100kmクラスがスタート。ローリング解除と同時に先頭付近へ上がり序盤はひたすら前目で過ごす。道幅が広く抜きどころもいくつかあるのでポジション調整はわりと楽で、少し位置が下がったら調整、を繰り返していたのだけどそもそも位置を下げない努力をすべきか。キクとクニもすぐ隣に。楽しい。

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強風の影響から大きな逃げも生まれず強烈なインターバルも特にかからない。ある意味平穏な序盤を過ごしていた矢先、下りからのUターンコーナーで単独ペダルヒット。車体が反対側にかなり跳ね返されながらもなんとか持ちこたえ最悪の落車はまぬがれるものの、この影響から先頭付近で危険な蛇行をしてしった。自分がこの時に落車をまぬがれたのは間違いなく周囲の方々が機敏に反応してくれたおかげで、迷惑をかけてしまい本当に申し訳無かったです。反動が強かったものの機材には全く影響無さそうで一度落ち着いてから再度先頭付近へ上がっていく。この後はコーナーリングで細心の注意を払って過ごした。

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30分経過くらいで先行していた200kmクラスに合流。この合流で高岡さんとまこっちさん含めRXは5人に。合流後に混在した集団内で一時的な中切れ等が発生していたがこれ以降も大きな展開はかからず、中盤は淡々と周回が進んでいく。この辺りから省エネ走行へ切り替え。余計なパワーが出る登り坂とコーナー立ち上がりは全く踏まず自分のペースで進み、周囲の流れに合わせて集団内に戻りつつ、2つある緩みどころ(180°コーナー手前と橋をくぐる下り坂手前)で足を止めずにスルスルっと上がっていく、を繰り返していた。このおかげで予想以上に削減できて十分に回復。

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残り7周、高岡さんが横にやってきて「残り2周で集団引っ張るから必ず前にいて」と。残り2周に入る手前でRX5名が一斉に先頭に集まりトレイン形成。チームが揃っている特権というか、この瞬間が非常に楽しく高揚していた。高岡さんが引っ張り一気に速度が上がる。キツイがこれで集団の人数が絞られればスプリンターであるキクの勝機はグッと増すのでくらいつく。残り1周も同様にRXが前を固めて速度を上げるも集団崩壊までは至らず、大人数でのスプリントが濃厚に。

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ここからゴールまではほぼ記憶が無い。ひたすらまこっちさんに「バシ!もがけ!踏め!くっつけ!あと3回もがけ!」とまるでムチを打たれ続ける競走馬の様な状態でオールアウト寸前。キツすぎて頭おかしくなったのか途中から1人で笑ってた。このチームメイトが隣にいるという状況が楽しくて自然と笑顔が出てきたんだろうか。最後は集団後方で争う事もなくそのままゴール。26位。順位は真っ当な評価で言い訳も無いし今日のレースでは26番目だったというそれだけ。

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チームとしての結果は僅差でキクが2位、クニが11位、200km部門では高岡さん優勝、まこっちさん3位。個人的な順位はともかく、5人で走っている時間がただただ楽しかった。

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シマノのルブをレースで初使用。静音だしオイル汚れも最小限でわりと良かった。トレーニング用オイルとしては十分そう。