BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

クリート位置を2ステップで

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最近ブログの趣旨がよく分からなくなっている。先日、巷で言われているクリート位置の調整方法とは全く違う方法を試してみた。試してみたというより細かな調整を繰り返しても納得いく最終ゴールに全く辿り着かなかったので捨て身でやってみた方法。その結果、これまでに味わった事が無い位バシッと位置が決まったのでその結果を。あまりに簡単なのですでに誰かがやってそうな気もするけれど。

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①フラットシューズである程度の位置を探る

以下の記事を参照。書いてあるそのままの通りで、ビンディングシューズではなくランニングシューズやスニーカなどのフラットかつペダルに固定されない環境で距離を乗ってみる。この「足が自由な状態」の時に自然とペダルを踏んでいる位置が自分の中で最も力を入れやすい箇所の周辺になるはず、という仮説検証だったのだけどこれ一発で「適正位置と思われるある程度の範囲」が完全にキマった。

この方法は高岡さんも過去にやっていたという内容なのでただの思いつきによるトンチンカンな方法では無かったみたい。

シューズがペダルに固定されている状態だと極論を言えばどこにクリートがあってもごまかしが効くので「そこでも良いしここでも良い」という状態になって最終的な着地点がもはや分からなくなる。いわゆるクリート沼の状態。踵寄りもつま先寄りもそれぞれメリットがあるからその日の体調や気分によっても感触は変わってしまうし、日々mm単位で探っていくには組み合わせが何十万通りもあるので想像以上に途方も無い。それよりも普段歩いたり走ったりしている時の様に「自由な状態だったら自分は足のどこを使っているのか」というのを重点的に探れば、自然とその箇所はペダルを踏み込む際に最も力が入る場所という事が分かる。

②散歩をして最終位置を探る

ある程度の範囲が分かったらあとは細かく調整するのみ。ここは自転車に乗らず独自の方法で、単純にビンディングシューズで散歩すするだけ。これは完全な思いつきで試したのだけど非常に良かった。普段からビンディングで歩くシーンは山ほどあるけど足だけに意識を持って歩くと全然違う。「もう少し前かな」「もう少し外側の方が良いな」という感覚が瞬時に分かる。後はその感覚に沿って微調整を繰り返せば良い。僕の場合は3回クリートいじっただけで完全に決まった。あくまでその場で立つだけではなく歩く。足が地面から離れる瞬間の力の入るポイントで位置を判断するのが良かった。何度も繰り返すのが面倒なら左右それぞれ位置を変えて歩いてみても良い。

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今回のクリート調整法はこの2つのみ。僕の場合はこの方法で完全にキマった様で走り出しから非常に好感触だった。クリート沼から完全脱出とも言えるくらいに。実は半年ほど前に一度だけフィッティングを受けた事があって、この際にクリートフィッティングもやってもらったのだけどその後ズルズルとまたいじり始めて気づけば迷宮入り。その際にもらった細かな数値を見返しながら今回の位置と改めて比べてみたら結果的にはその時に出してもらったクリート位置とほぼ同様になった。違いといえばスペーサーが無くなったくらい。あくまで僕の場合だけど。

①の記事でも書いた様に万人受けするかは分からないけど沼にはまっている人はぜひ試してみて欲しいと思う。②に関しては時間にして30分もあれば終わるので暇な時にサクッと試せるはず。自転車のポジションは本当に難しい。だからこそシンプルなやり方を試してみるのもたまには良さそうだ。