BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

Ksyrium Pro USTのコストパフォーマンス

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2週間ほど前に高岡さんから借りたKsyrium Pro UST。アルミリムで価格は¥130,000とグレード的には自転車にはまり始めた人が最初の1つとして選択するグレードアップホイールというところだろうか。ちょうど同じ日に届いたRoval CLX50と交互に乗りながらチューブレスとクリンチャーの違いを楽しむ日々。贅沢だ。

僕が自転車を始めてからホイールに興味を持った頃、最初の1つに選んだのはZONDAだった。これはこれで4万円代という価格ながら初心者のグレードアップにはもってこいで非常にお世話になった。その次にカーボンホイール(Roval CL40)へ。そして今使っているRoval CLX50が3つ目。MAVICはこれまで使った事が無く、Ksyrium Pro USTが初MAVICという事になる。

元々はチューブレス未体験だった僕を見て高岡さんが貸してくれたのだけど、このKsyrium Pro USTの結論を先に書くと超優秀。コスパ良しで乗り心地、加速性能、巡行性能、どれをとっても良い意味でこのクラスのホイールには似つかず、アルミリムではあるが十分軽い(1,410g)ので立ち上がりも良いし¥130,000という価格を見たときのコストパフォーマンスは最強だと感じる。レンタル品だから良い評価をしている訳でなく、明日に控えた大磯クリテリウム(エキスパート)はRovalでなくこっちで出ようかと本気で思っているくらい。Rovalと比較して価格は倍以上の差があるのに平地での性能はあまり大差を感じないくらいに素晴らしくて、YKSIONしか履いていないので最も優秀なのがホイール側にあるのかタイヤなのかは分からないけれど、とにかくMAVICホイール+YKSIONの構成が素晴らしいのは間違いない。

MAVICも決戦用ホイールとして売り出している訳ではないし同じMAVICのハイグレードクラスに比べれば劣るのは仕方ないけれど、ホイールに興味を持った人が「価格を抑えながらレースでも使えるホイールを」と考えた時には第一候補に上がるくらいの仕上がり。というか僕が今の知識のままそのクラスのホイールを買うとしたら間違いなくこれを買う。初見では何かとハードルが高いイメージのあるチューブレスだけどMAVICは店舗によってタイヤを装着した状態で発送される様なのであまり気にする必要も無さそう。万が一の着脱や交換の際でもUST規格はその容易さを売りにしている部分もあるので「最悪ショップに持っていくか」というくらいの感覚でいればクリンチャーと何も変わらないと思う。

今回、Ksyrium Pro USTに乗ったことでホイール性能=価格順という評価方式には全くもって意味が無いことが改めてよく分かった。特に同時期に購入したRoval CLX50と乗り比べながらの評価にもなっているからRovalに比べて劣等感を感じないというだけで十分な気がする。そして今、Ksyriumでチューブレスに感動を覚えたせいでチューブレスレディのRoval CLX50も同じYKSIONでチューブレス化している最中。クリンチャーでもなくチューブラーでもなくチューブレス。2018年はチューブレスがもっと身近な存在になってもっと普及していくとチーム内でも話題になっている。