BLACK ESCAPE

Roppongi Express所属 / 強豪選手たちに囲まれもがき苦しむ日々をブログに

外練 200TSS

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06.18(木) / Zwift - REVO Endurance
昨日までの蓄積ダメージが重大。高い強度は明らかに無理そうなのでグループライドへ参加。90minで60km。Zwiftのレースとかグループライドは圧倒的に距離稼げるなあ。実際のレースより緩い強度で実際のレースと同等のスピードが出る。それが良いかどうかは別として。

06.19(金) / Zwift - Road to Sky + Crit City Race(C)
夕方まで仕事などで過ごしてそこからAlpeを途中まで。その後に17:45スタートのレースへ馬場と参戦。途中外人とスルスル抜け出そうとするも全く力出ずたった10秒で捕まった。残りは先頭集団に金魚の糞みたく付いていくだけでレースには一切参加せず(出来ず)スプリントも無し。しかし相変わらず踏めなくて色々キツイ。
こんな時はTSBも全くあてにならない。

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06.20(土)/ 外練 - 200TSS

週明けまでにやっておかなければいけない(重要な)仕事があり午前中はカフェにこもる。休日だろうとそっち優先で朝から4時間ほど本気で集中。休日の朝カフェは人がまばらで非常に快適。変な奴多いけど。

なぜ急にそんな巨大案件が?という内容なんだけどどうやら過去のクライアントが自分達を紹介してくれたらしい。仕事がきちんと評価されていた事が嬉しいなと思いつつ、紹介してくれた人(覚えてない)の顔に泥を塗る様な事は避けなければいけないなと気を引き締める。ちなみにこの巨大案件の相手企業、RXのチームメイトが勤めている会社だというのがまた面白い。本人に何も伝えていないけど、また水曜日に本社おじゃまします。

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帰宅して飯も食わずにトレーニングへ。
最終的なルートは道中の気分で決めれば良いやととりあえず西へ向かう。30km走ったところで第一候補のルートがひどい渋滞。道も狭く全く進む気配が無いので急遽脇道通って別の方向へ。着いた先にある美味い定食屋で昼飯食べたかったがやむなし。結局はあまり代わり映えしないコースとなってしまった。

途中の5分ほどある長めの登りで頑張る。ついでにその後の登り基調な6km程の区間も頑張る。終着点のコンビニでウィダーinゼリーだけ補給して素早く帰路へ。疲労感満載だったものの200TSS程稼げたので満足。夜飯に回復肉(400g)を。あと300gくらいは食えたな。全く満腹感を得られなかった。

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一週間ほど前からチェーンの音鳴りがすごい。チェーンは交換したばかりなのでその他の原因を探りつつ、メンテ&注油から始まってスプロケ交換とか変速調整とかしてみるも解決には至らず。異音鳴ってるとか恥ずかしくて仕方ないんで早くどうにかせねば。余計な抵抗増が余計な疲労感を生んでいる気がする。

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房総絶不調練

一昨日にキクと房総へ。
平日の房総は狙い目というか、サイクリストどころか車もかなり少ないのでトレーニングにはもってこいの快適環境。よってソーシャルディスタンスも取り放題。

いつもの場所で7:00に待ち合わせ、軽い渋滞に捉まりながら8:00過ぎに君津BTをスタート。コースはいつも通りの君津〜鹿野山〜もみじロード〜しいたけ村〜金束〜君津。結論から書くと歴史的な絶不調だった。

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この日の前日、ZwiftでRoad to Skyを走ったんだけどかつて無い疲労感のもと初めて山頂まで辿り着けずに終了した。序盤から明らかにダメで休憩を2回も挟んだくせにセクター5以降を残して限界に達し、最後はAve.160wくらいでなんとかゴールまではと思うも幾度となく足が止まる。結構な疲労蓄積があっても適当に走ってれば山頂までは普通に行けるもんだけどこの日は信じられない位にダメだった。原因不明のそんな状態で房総練をスタート。

06.17(水)房総練 / 2:50:52 83.0km 1,605KJ 151TSS 961m↗︎ / キク

鹿野山までのたった6km、Ave.190wくらいで足が終わる(笑)そのまま鹿野山で5分と経たずに千切れてキクに「えっ!?」みたいな顔で振り向かれる。そりゃそうだ。タイムアタックならまだしもウォーミングアップレベルで走ってたら勝手に千切れてるんだから。「今日ヤバイね(笑)」と言われながら登り切る頃にはヘロヘロでそのまま帰ろうか本気で悩んだ。

マザー牧場通ってもみじロードへ。
もはやソーシャルディスタンスとか意識しなくても勝手に距離が空くのでただただキクを目指して耐えるのみ。13km地点〜50km地点までの記憶がほぼ無い。半分死にかけていたので早く終わんないかな…という思考で頭がいっぱいになっていた気がする。

しいたけ村でついにギブ宣言。
道中でキクに「一人で回ってきて良いよ」と伝え自分は周回内の自販機で小休憩。小休憩といっても休み過ぎるとさらに疲弊するのでドリンクだけ補給して100wくらいでちんたら足を回す。しいたけ村の周回行ってたらここで死んでたな。おかげで少し回復できた。

金束から君津までは気合いで乗り切ってスプリントポイントでキクのリードアウト。全く持ってリードアウトになっていなかったけど。その後のラストスプリント箇所でキクが掛けたので自分も出し切る。Max 1,005w。こんな状態なんで今日の数値は見なかった事にしよう。

ちなみにキクのログによると前回同じルートを走った時より14分速かったらしい。この絶不調の中で引きづり回されたらそりゃ疲れるわ。今日に限っては(しいたけ村は省略したけど)よく君津まで帰ってきたと自分を褒め称えたい。それくらい異常な状態だった。

帰宅して2時間ほど仕事、夕方からキクと最合流して飯へ。いつも通り仕事の話1、自転車の話9で楽しく過ごす。前日が誕生日だったという事で奢ってもらい(ゲイじゃない)、かなりの疲労感と共に帰宅後は爆睡。いや、ほんと疲れたわ…

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翌日にディスクローターを変更。
DURA-ACEからMTB用のXTR(前後140mm)へ。その形状から汚れも付きづらく水捌けも良いのでディスクローター特有の音鳴り対策にもなるらしい。ついでに性能ほぼ変わらず10gの軽量化に成功。

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連載企画 #02:先頭集団でオイ!と怒られない走り方(後編)

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※この記事は、以下のブログ内容をもとに書いています。執筆量のキャパオーバーになりそうだったので一旦非公開にしましたが、改めて真面目なものから気楽なものまで、緩くお待ちしています。

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先頭集団でオイ!と怒られない走り方の後編です。前編が思いの外いろいろな人の目に触れた様で、SNS上の反応も多くブログのアクセスは普段の5倍以上になっていた。そんな想定外のプレッシャーを感じつつも、書く事は何も変わらないので今回も淡々と。前編は以下のリンクより閲覧可能です。

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⑥:中切れ寸前の時はどうするか

苦しくて前の選手に付いていくのが精一杯。そしてこのままだと自分が起源で中切れが起きてしまう。そんな時に一番良いのはまだ前の選手と車間が空いていないうちに後ろの選手へ合図する事。「すいません切れます」といった声をかけるのでも良いし、「前に出てください」と手で合図して少し横にずれるのでも良い。

理想は上記の様な「中切れを起こす前」に対応するのがベスト。これなら怒られる事はまずない。それとは反対に、ある程度中切れを作ってしまってから千切れると怒られてしまう可能性はグッと上がる。自分も過去に中切れを作り「ふざけんな!」と言われたっけ。まだRXに入る前の出来事。

過去の自分を擁護する訳ではないけど、苦しくて中切れを起こしてしまった選手というのは決してわざとやっている訳ではない。限界まで頑張った末の出来事なのでそれに対して怒る、というのを自分はしない様に決めている。基本的には「限界と思われる選手の後ろにいた自分が悪い」という考え方で、その中切れはさっさと自分で埋める方が賢明だったり。

理想は中切れを起こす前に対応する事、その次の理想は中切れを埋め切ってから千切れる事。これをやっておけば怒鳴られる事はまず無いだろう。

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⑦:ラインを保つ

何十人といる集団の中で走行ラインを自由に変える人は危険人物として見られる。そして落車発生原因の上位に入る行為なので当然怒られる可能性も高い。例えば集団で走っているコーナーで、一人だけアウト・イン・アウトしようとするとか。隣を走っている選手からしたら危険でしか無いので怒る人は即怒るだろう。

前編でも登場した袖ヶ浦の選手はこれも酷かった。先頭集団は左端のラインをキープ(規程)して周回を重ねている中、右コーナーに入るとその選手だけ右端を通ってまた集団に戻ってくる。いわゆるショートカットなんだけど問題はそこではなく、極端にラインを守らない人が増えるとその分落車発生リスクが倍増してしまうという事。

このラインを保つというのは簡単な様で非常に難しい。自分も未だ完璧にラインを保つなんて出来ていないし、そもそも何十人が密集していると周りの人の影響も受けるのでさらに難しい。ただ、これは個人個人が普段の練習から意識(白線の上だけを走ってみるとか)して全体でリスクを減らしていくしかないんだろうなと思う。

何はともあれ走行ラインは出来るだけ守る。それを意識するだけで怒られる確率はグッと減ります。

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⑧:横の動きは最小限に

前編の「⑤:誰かの間に入りたい」で書いた内容と少し被るけど、集団内で「横の動き」というのは出来るだけしない方が良い。縦に動くのはあまり危険も生まないが横は危険を生む。でもどうしても横に動きたい時はほんの一瞬で良いので後方を確認する。後者のフロントホイールに自分のリアがハスらない距離か、ズレようとしている場所に後方から誰か来ていないかなど。

横にズレたい場面としては集団前方に上がりたい時、前の選手の中切れを埋めたい時、アタックに反応したい時なんかが代表的だろうか。不必要な横の動きは最低限に抑える事を前提にしながら、こういった横にズレたい時は必ず確認をして後ろの選手に迷惑がかからない様にしたい。後ろの選手に迷惑がかかるという事は、自分自身の落車リスクも上がってしまうという事なので。

確認は本当に一瞬のみでOK。
まともに確認すると前の選手にぶつかるのでチラッと見るだけ。脇の間から覗くでも良いし、直接見るのでも良い。このたった0.2秒の確認をするだけで怒鳴られるリスクも落車するリスクも抑えられるので面倒くさがらずにしっかり守っておきたい。自分もレース中は必ず確認する様にしている。

怒鳴られたくないし。
落車もしたくないし。

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⑨:急ブレーキをかけない工夫

この動作で怒られているのを見る機会は多い。そもそも道が狭くコーナーが多いクリテリウムなんかではブレーキする事前提で集団が進んでいくので良いんだけど、サーキット場で行われるレース(もてぎとか袖ヶ浦とか富士チャレとか)ではブレーキをかけるシーンというのがそもそも無い。その中で一人だけ急ブレーキをかけたら後ろから突っ込まれる事になり、同時に突っ込みそうになった選手はきっと怒ってくるだろう。

サーキット場のレースで急ブレーキを見かける場面は主に2つ。1つ目は落車が発生した時に突っ込まない為の急ブレーキ。2つ目は前走車との車間が詰まり過ぎて焦った選手がブレーキを強く握りすぎる場面。

1つ目はある程度仕方の無いものだけど、2つ目は出来るだけ機会を無くしたいところ。これを(出来るだけ)最小限に抑えるには「目の前の選手」ではなく「集団の前方」を見る事。よく本にも書かれているけど前の方をしっかり見ていれば事前に対応出来る事も多く、前方のペースが落ちてるから集団が少し横に広がるなとか、周回遅れの選手が集団のラインと被ってるから少しブレーキかかるかもなとか、そういった意識を事前に持てていれば急ブレーキをかけるなんて事も無くて済む。
結果、怒られなくて済む。

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⑩:水浴びは端っこで

怒られている場面は一度しか見た事無いけどレアケースとして。夏場の暑い時なんかは水を浴びたくなる事もあるだろう。熱中症対策にもなるし、そもそも死ぬ程暑いし。そういった場合は出来るだけ集団の外にズレて水を浴びる様にしたい。たまに集団内で水を浴びる選手がいるけど、それをすると後ろの選手にまで水が降ってくるので(少なくとも自分は)あまり良い気分では無い。人によってはさらに不快に感じるだろうからその場合はこれも怒られてしまう原因となってしまう。

水浴びと同類の行為に「鼻をかむ」「唾を吐く」というものもある。街中はともかくレース中のこの行為自体を自分は否定しない。強度が限界に達するとよだれ混じりになる事もあれば、冬場は鼻が詰まって呼吸困難になりそうな場面もあるし。レース中に鼻をかむなんて事は自分もよくしている。

それでも共通して言えるのは必ず集団から少しずれて、後ろに選手がいない場所(コースの端っこ)でやるという事。水浴びの水が飛んでくるのはまだ我慢出来る。しかし鼻水や唾が前から飛んでくるのは不快極まりない。そんな事が許されるのは唾を吐いた選手が女の人で、その後ろの選手が変な性癖を持っていた場合くらいだろう。とにかく99.9%は怒られる。

集団内で水を浴びる時は端っこで。
後方の選手たちに迷惑がかからない様に。

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という訳で前編・後編で計10個を書いてみました。このブログ書くのに合計5時間。結構なボリュームになってしまったな。書いている内容は決して難しいものではなく基本的な内容ばかり。結局集団にいる時も集団にいない時も注意すべき点はあんまり変わらない様な気もする。

出来る限り言葉を噛み砕いて分かりやすく書いたつもりですが、もし分からない部分などあればコメント下さい。さて、次のお題はどれにしよう。

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▼ 余談

レース戦略やレース中の動き方について細かく書かれた本が最近発売された。先週から読み始めてやっと読了。ローテーションの方法や注意点、集団内でいかに効率良く走るかなどが書かれていて結構な良書です。隙間時間にぜひ。

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